精神疾患を治療しよう【うつ病と診断されたら】

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治療への第一歩

カウンセリング

憂鬱な気分が続き、食欲がなくなったり眠れなくなったりしたとき、体に異常がないならば、心の病気かもしれません。精神科や心療内科を受診すれば、うつ病かどうかを詳しく診断することができます。しかし精神科へ行くのには抵抗を感じるという方が、いまだに少なくありません。うつに関する理解は、近年では少しずつ広まっているとはいえ、まだ社会には差別意識や偏見が残っているからです。うつ病と診断されることで仕事に支障をきたしたり、友達を失ったりするのではないかという懸念も、理由のないこととは言えません。そういうときは、うつ病と診断されることで享受できるメリットを考えてみましょう。まず何よりも、体調不良の原因が明確になり、治療の方針が見えてくることです。うつ病の原因や治療法はひとつではありませんが、適切な薬物治療や行動療法などを用いて、症状を改善していくことができます。一歩前へ踏み出せば、ずっと続いている辛さから解放され、将来の展望が開けることもあります。うつ病の診断書があれば、会社を休職や退職する正当な理由になります。休職する場合は給与の支給は停止されますが、健康保険から傷病給付金を受け取ることができます。また退職する場合は雇用保険から、3か月の給付制限期間なしに給付を受けられます。もし会社の仕事が原因でうつ病になったと診断されれば、労災認定を受けることも可能です。労災が認定されれば休業補償給付を受けられるとともに、治療費も無料になります。うつ病の診断書があれば自立支援医療制度を利用でき、健康保険の治療費が1割負担で済みます。そのほか生活保護や障害年金の受給を申請する際にも、うつ病の診断書があれば有利になる場合があります。うつ病を理由に解雇することは日本では違法とされており、裁判でも解雇無効の判決がしばしば出されています。多くの会社では休職期間を設けたり、配置転換を行ったりして、社員を治療に専念させています。病気ですから恥じる必要はなく、しっかりと治療して職場復帰を目指すのが本来の道筋と言えるでしょう。